医学書は結構高い
学生や研修医の頃は、医学書を買う機会がかなり多いと思います。
理由はよくわかりませんが、医学書は他の分野の教科書と比べて高いことが多いですよね(マーケットが狭いから…?)。
研修医向けのちょっとしたハウツー本的なものでも3000円くらいはしますし、ボリュームの多いものでは2-3万することもざらです。
初期研修が終わってからは論文やガイドラインからの情報がメインになるので、書籍を買う機会はかなり減りますが、それでも専門医試験対策などで必要に迫られて買うことはあります。
本記事では、医学書のお得で便利な買い方についてまとめていきます!
紙で買う?電子書籍で買う?
スマホやタブレットが普及した現在では、多くの医学書が電子版でも購入できます。
電子書籍には携帯性や検索性など、多くのメリットがありますが、全ての医学書を電子版にすべきかというと、答えはノーだと思います。電子書籍には、
- 紙では持ち運び不可能な情報量を手元に置ける
- 本文の検索が可能
- インターネット検索がシームレスに出来る
など非常に大きなメリットがありますが、紙の本の方が優れている点もいくつかあります。
紙の本のメリットとしては、
- (人によるけど) 紙の本のほうが内容が頭に入りやすい
- ラフに扱える:気軽に書き込みできる、落としても壊れない
- バッテリー切れの心配がない
- 読み終わったら売れる
などが挙げられます。
それでは、電子書籍と紙の本、どちらを選ぶべきなのでしょうか?一般論としては、
- 頻繁には読まない、リファレンス的な本→電子書籍
- 頻繁に参照するマニュアルなど→紙の本
- 通読して要点を理解すれば事足りる、読み物的な本→どちらでもお好みで
と言ったところが選び方のポイントだと思います。
医学書のお勧めな買い方
ここからは、紙の医学書をどこで買うのが良いか、という点についてまとめていきます。
店頭で購入
一番オーソドックスな買い方です。
自分で手にとって内容を確認してから買えるので、失敗する可能性は低いと言えま
また、大学生協に加入している場合、生協書籍部だと割引を受けることができます。
それ以外の方は基本的に定価販売なので、クレジットカード払いのポイント還元分以外は得られません。
また、店頭で取り扱いのない本だと取り寄せが必要になるので手間がかかります。
(あれば)勤務先の医学書購入サービス
勤務先と提携している書店で医学書を安く購入できることもあります(私の初期研修先がそうでした)。
職場によっては給料日天引きになるので支払いが楽です。
一方で注文は書籍名や出版社を手書きしなくてはいけなかったりと、少し面倒です。
民間医局書店
ネットでお勧めされているのが民間医局書店です。
民間医局に登録している人だけが使えるサービスなので、まずは↓から登録しましょう。
豊富な非常勤、スポット勤務情報『民間医局』以下の通り、5千-3万円未満で配送料無料かつ10%引き、3万円以上で配送料無料かつ12%引きになります。
ポイント還元ではなく現金値引きされることが最大のメリットです。ただし、
- 代引き限定でクレジットカードでは支払えない
- 注文操作がやや面倒:ISBNコードをいちいち入力しなくてはいけない(以下参照)
- 代引きなので宅配ボックスで受け取れない
といった点には注意が必要です。
面倒なポイントはあるものの、家に家族が常にいる人なら利用する価値が大きいサービスといえます。
Prime Student
医学部生・大学院生の場合、Prime Studentが非常にお勧めです!
今の世の中、一般的な本でAmazonで買えないものはまず存在しません。
そしてPrime Student会員の場合、注文画面でクーポンコード「STUBOOK」を入力すれば3冊以上の購入で10%のポイント還元が得られます。
これとは別に決済用のクレジットカードのポイントも得られるため、11%以上の還元率となります!
代引きと違って直接受け取る必要もないですし、忙しい人にも便利です。
Amazon(通常)もしくは楽天ブックス
忙しくて届いた本を直接受け取れない人は、学生でなくてもAmazonや楽天ブックスで購入しましょう。
Amazonはプライム会員なら送料無料、楽天ブックスは無条件で送料無料です。
楽天ブックスで購入すると楽天市場のポイント還元率がアップするので、楽天で色々買うタイミングに合わせて買うのもいいかもしれません。
メルカリ(中古品)
医学書は意外とメルカリに多く出回っています。
専門医試験の過去問などは少しの期間しか使わないので、正直中古で充分です。
新品を購入する前に、一度チェックしてみる価値はあると思います。
読み終わったあとはどうする?
辞書として使う本は別として、読み物系の本の場合、通読して理解した後に読み返すことはあまりないと思います。
それらの本を本棚に残しておくとスペースを圧迫してしまうので、どんどん処分していくべきです。
メルカリで売却する
状態にもよりますが、専門医試験の過去問などは割と高値で売却できます。
電子書籍は売却できない上に基本定価ですが、紙の本を売却できるとかなり割安になります!
裁断してPDFデータにする
著作権云々で一時期話題になったいわゆる「自炊」ですが、自分で使う分には問題ありません。
以下のようなスキャナーと裁断機を買えば自分でデータ化することができます(嵩張りますけど…)。もちろん、業者に依頼することもできます。
PDFデータにすればいつでもiPadやPCで参照できるので便利です!
専門書買取業者に買い取ってもらう
↑で挙げたメルカリは医学書を売るのに便利なサービスではありますが、面倒なポイントもいくつかあります。
- 出品操作に手間がかかる:写真や商品の説明の準備など
- 買い手がすぐにつくとは限らない→売れないと本棚のスペースを圧迫し続ける
- 購入者とのやり取りや発送が面倒:梱包してコンビニに持ち込むだけではありますが…
といったところです。
かといって、ブックオ○に持ち込むと1冊100円くらいで買い叩かれます(価値が分からないからか、売値も安いみたいですけどね)。
中古本の買取サービスを利用する場合、専門書の価値をある程度正当に評価してくれる業者に依頼するべきです。
私の場合、↓の専門書アカデミーで買取を依頼したことがあります。
あなたの大学教科書・専門書・医学書 高く買います!!全国送料無料「専門書アカデミー」購入金額と比べれば微々たるものではありますが、それでもブックオ○よりははるかに高額に買い取ってもらえました。
メルカリではなかなか売れないけど、捨てるには忍びない…そんな場合にお勧めです!
まとめ
民間医局書店やPrime Studentをはじめ、紙の本を買う方法には色々と工夫の余地があります。
少しでも安く便利に医学書を購入して、お得に勉強しましょう!!